暖かったり、寒かったり寒暖差が激しいですね。最高気温が0度はさすがに堪えます。
風邪やインフルエンザも流行っているので、皆さん気を付けてください!
福島県は、雪も降り、冬の寒さが厳しい地域でもあります。そんな地域ですから、家作りの際に『寒さ』は気になりますよね!
そして、家作りの時に考える方も多い、『吹抜け』。
「寒い」「温まらない」といった声も聞かれますが、実際の所はどうなんでしょう?
そこで今回は、以前弊社がプランニングをした家の『室温』をご紹介したいと思います。
体感したことをお伝えすることは難しいので、分かりやすく数字と写真でご紹介いたします。
今回データを頂いた住宅の特徴の一つとして、LDK・水廻り・寝室・WICなどの生活空間を一階にまとめた間取りで、LDKには吹抜けがあり、二階空間と繋がった開放的な作りになっています。長期優良住宅を取得している住宅です。
データを頂いた時の状況は下記になります。
目次
2020年2月6日 最高気温0℃
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・天気:晴れ
・外気温:0度
・時間:12:30
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寒さが急に増した日ですね。計測した部屋は、
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・LDK
・寝室
・WIC
・洗面脱衣室
・玄関
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朝外出してからエアコンなどの暖房機器を一切利用していない状態(3~4時間程度)でした。
では、実際の室温写真を見ていきましょう。
LDK18畳程度(南側)
室温:15.5度 湿度:35%
LDK(窓際)
室温:18度 湿度:30%
LDKは、今回測定した中では一番広い空間です(吹抜け・リビング階段もあるので二階まで空間としての繋がりがあります)。その為、湿度が他の部屋に比べ少し低くなっていますが、室温は15度以上を保っており、外から帰ってくると暖かさを感じます。
また、窓際は日の光が入るので、ポカポカとした温かみを感じることができます。
寝室8畳(北側)
室温:18度 湿度:35%
寝室は、一階北側に配置されているので少し寒くなるかな?と思っていましたが、この時点ではリビングより温度が高い結果となりました。
WIC6畳(北側)
室温:13度 湿度:42%
寝室の隣にあるWICはエアコンなどがないため、壁や床などの蓄熱もなく寒くなりがちな部屋です。それでも二桁の室温を保っていました。
洗面脱衣室2畳(北側)
室温:13度 湿度:42%
LDKの近くに配置された洗面脱衣室です。北側で、24時間換気の終点に近い場所である為、寒くなりがちな場所ではありますが、WIC同様二桁の室温を保っていました。
玄関(南側)
室温:14度 湿度:40%
外気に一番触れることの多い玄関。それでも南側に配置してあることもあり、洗面脱衣室と同じくらいの温度がありました。外から帰ってきて、ほのかに家の温かみを感じるくらい暖かいです。
まとめ
今回は、外気温が0度の時の主な生活空間の室温をご覧いただきました。体感的には、玄関に入るとほんのり温かみを感じて、リビングに入るとまた違う感じがしました。
リビングや寝室など比較的暖房器具を使用する部屋では、暖かさが残りやすい印象です。その反対に、玄関やWIC、洗面脱衣室などはリビング等と比較すると少し寒く感じますが、家全体で暖房をつけてないことを考えると外に比べて格段に違う温度であることはお分かりいただけるかと思います。
また、この日の夜もエアコンだけで過ごせていたということから、家の性能が窺えます。
冬の寒さや夏の暑さは、土地によって違いますし、感じる人によっても変わってきます。その土地の気候風土にあったプランにしていかないと住み心地の良さには繋がりませんし、住む人に合わせたものでないと『快適』にはなりません。
『人』と『環境』両方を考えながら行うプランニングが大事です。
次回は、夜の室温や二階の室温についてもご紹介できればと考えています。