鏡の魔法展

こんにちは、安木です。

数々の感動を与えてくれた平昌オリンピックも終わり、日本チームは冬季オリンピックで過去最高の13個のメダルを獲得しました。ケガや想像を絶するほどのプレッシャーを乗り越えて、悲願のメダルを獲得した選手たちの姿は本当に素晴らしかったです。
聖火が消される瞬間の映像はなんとなくさみしい感じもしました。

さて、今回は皆さん一日に一度は見ているであろう、『』をテーマに、先日行ってきた『鏡の魔法展』の内容をご紹介します。

鏡と言えば、やっぱりこれでしょうか。ちょっと懐かしいミラーハウス

壁に設置された鏡と床の三角形が、どこまでも長く続く廊下に見えます。

続いて、この展示会で一番人気のあったこのコーナー。壁にぶら下がっているロープに必死につかまっている私と、住人にバケツの水をかけられている娘。一体、どんな仕組みになっているのでしょうか?

実はこんな風に、建物の写真が床に貼られていて、そこに45°くらいの角度で大きな鏡が設置されていました。私達は床に寝そべっていて、その姿が上に設置されている鏡に映し出されていたのでした。

そして、何とも不思議なのが、こちらの「変身するガレージ屋根」という作品。

この作品は箱に中に入っていて、側面には丸い穴が開いています。その穴から、中をのぞくとガレージの屋根はかまぼこ形をしている様にみえます。しかし、鏡に映すと全く別の形に見えます。一体、なぜ!?

この作品の作者である、明治大学先端数理科学インスティテュート・特任教授、杉原厚吉教授によると。

脳は、『直角を優先して画像を解釈する』という仮説があり、それを信じるとさらに多様な立体錯覚を作ることができるそうです。
その例が、先程の「変身するガレージ屋根」です。

車のガレージがあり、その後ろに鏡がたててあります。このガレージの屋根に注目すると、直接見た形と鏡に映った形とが全く異なるように見えます。つまり、直接見るとかまぼこ屋根に見えますが、鏡に映ると波型の屋根に見えます。実際の屋根の形は、かまぼこ型でも波型でもなく、横から見ると紙飛行機のような形をしています。

画像の中には奥行きの情報は欠けていること、その欠けた奥行きを補うとき、人の脳は直角を優先する傾向があるということに基づいて、これは作られているそうです。

私達は、目でものを見て立体の形を理解します。実際の立体を直接見るときには、二つの目を使います。その結果、右目と左目の見え方のわずかな違いから立体までの距離がわかり、本来の形を正しく理解できます。一方、立体を撮影した画像には、カメラのレンズが一つしかないために、片方の目で見た情報しか含まれていません。
そのため、奥行きの情報は脳で補わなければ立体を読み取ることはできません。このとき、奥行きを誤って解釈し、錯覚が起きるようです。

私は錯覚と聞くと、今までは目の錯覚と思っていましたが、脳との関係性がこんなにもあったという事には驚きましたし、私達、人間や動物に目が二つあることの重要性が良くわかりました。
普段、何気なく目にしているものの中にも錯覚が潜んでいるかもしれませんね。

他にも、脳の錯覚を利用した作品が展示されていましたのでご紹介します。

この例から、私達に目が二つあることの重要さがよくわかります。また、画像を見るときは、両目で見ても片方の目で見た情報しか得られないことを認識しなければ、立体を読み誤る危険性が含まれていることを忘れないことも大切だと杉原教授はおっしゃっています。

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