はじめに(建築確認申請とは)

私たちの仕事でよくあるのが、「建築確認申請」(以下、確認申請)です。
確認申請とは、建てようとしている建物が建築基準法や条例などに則ったものであるかを役所や審査機関に確認してもらうものです。この確認申請を受けずに、着工することはできません。
※詳細は、建築基準法第六条を参照。

今回は、確認申請は知っているけど、何が必要でどんな流れで進めていくの?という方の為に、確認申請の流れと必要書類を郡山市内で住宅の申請を行う」場合を例にご紹介します。

建築確認の流れ

【建築確認手順】

1.現地調査・役場調査にて、土地や道路等について確認
2.60条の証明や76条の許可(必要な場合)
※期間は条件等によりますが、60条は2日程・76条は10日程掛かります。
3.必要図面を準備
4.申請書類の作成
5.審査機関に書類を提出し、確認申請を行う(是正があれば都度対応)
※住宅の場合7日掛かります。
6.確認済証の交付
7.工事の着工
8.完了検査申請(工事完了後4日以内)
9.完了検査の実施
10.検査済証の交付

建物の規模やその時々の状況、条件にもよりますが、⑥の確認済証の交付まで、大体1か月ほど掛かります。

確認申請前に確認しておくこと

【事前に現地で確認しておくこと】

1.境界の確認
2.敷地形状
3.宅盤のレベル(擁壁やコンクリートブロック等の有無含む)
4.前面道路の幅員
5.周辺状況(隣地等)
6.汚水桝の位置

【事前に役所で調べておくこと】

1.地域や地区:都市計画課
2.都市計画法関係:開発指導課
3.下水道or浄化槽:下水道維持課
4.接道:道路維持課(市道)
5.開発建築指導課(みなし道路、位置指定、開発道路)
6.区画整理課(区画道路)
※現地調査票は、ふくしま建築住宅センターさん等のHPからダウンロードできます。

確認申請で必要になるもの

下記書類を揃えて、役所、又は、審査機関に依頼する形となります。

【申請書類】

1.確認申請書:2部(正本・副本)
2.建築工事届:1部
3.建築概要書:2部(但し、準防火地域は1部)
4.浄化槽設置届:3部(下水道処理区域以外の場合)

※自社で保有する控えは別です。
※確認申請書のフォーマットは、ふくしま建築住宅センターさん等のHPからダウンロードできます。

確認申請書

【必要図面】

1.付近見取り図
2.配置図
3.求積図(敷地、建物)
4.仕上表
5.平面図
6.立面図
7.換気計算
※その他、敷地条件等により上記以外の図面や書類が必要となる場合もあります。

【確認申請前の許可や証明について】

都市計画法施工規則第60条の適合証明(以下、60条)や土地区画整理法第76条の許可(以下、76条)の申請が必要な場合は、下記書類を役所から発行してもらわなければなりません。申請先と手数料、必要部数は下記になります。

1.60条証明書:
・申請先:開発建築指導課(公図と謄本が必要)
・手数料:250円
・必要部数:2部

2.76条許可証:
・申請先:区画整理課(仮換地図が必要)※仮換地図は区画整理課にて有償で貰えます。
・手数料:なし
・必要部数:市施行(2部)、組合施行(3部)

最後に

今回ご紹介した内容は、「郡山市内で住宅の確認申請を行う」場合の例ですので、敷地や建物、地域毎に多少の違いは出てきます。
申請前に不安があるようでしたら、役所や審査機関、代理申請を行っている会社さんに問い合わせをしてから準備を始めると、スムーズに進める事ができます。

 

建築確認申請 ~第二回~ (計画変更と軽微な変更について)>>

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