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日本の美しい町並みシリーズ -第3弾(うだつ)-

こんにちは、君島です。

必見の価値あり。日本の美しい古い町並みシリーズ第三弾です。

「うだつ」の町並み

うだつ」とは、隣家の境に設けた防火壁としての役割を持つ袖壁。

長野県東御市 【海野塾】(宿場町、養蚕町)- 越屋根と「うだつ」の町並み

宿場内の街道に用水が流れ、その両側に格子戸のはまった家々が連なる。
縦格子を長短2本ずつ交互に組み込んだ美しいデザインは「海野格子」と呼ばれる独特なもの。また、屋根の上に越屋根を設けた建物も多く見られる。これは煙出し用の窓で、一定の室温を保ちつつ湿度の調節も必要な養蚕の為に工夫された屋根です。

徳島県美馬市 脇町(商家町)-藍で栄えた「うだつ」の町並み

脇町の中心である南町が重要伝統的建造物群保存地区にあたり、長さ430mの通り沿いには、本瓦葺きの屋根に塗籠壁(※1)の重厚な家々が立ち並んでいます。
脇町の中で、一・二を争った豪商の吉田直兵衛は、屋号を「佐直」と称し、その屋敷(吉田家住宅)は、約600坪の敷地に母屋・質蔵・藍蔵・中蔵・離れの5棟が中庭を囲むように立ち並び、藍商の代表的な屋敷構えを今に伝えています。
(※1)土や漆喰で厚く塗りこんだ壁

岐阜県美濃市 美濃町(商家町)-「うだつ」の上がる町並み

1300年の伝統を誇る美濃和紙と長良川の水運によって栄えた商家町。
美濃町の重要伝統的建造物群保存地区は、北東から南西方向に伸びる2本の大通りと、大通りに直行する4本の横町(※2)で整然と区画されている。道幅は大通りが4間(7.2m)横町が約2間半(4.5m)と、江戸中期に広げられた幅員のままで、短冊形の土地割りも往時の姿をとどめています。
旧今井家住宅は、18世紀末に建てられた市内最大規模の商家で、町で最も古い形式の「うだつ」の造りです。「うだつ」の上がった町屋は19棟現存し、その数は全国一です。私の特に気になった住宅は、江戸時代から続く造り酒屋の小坂家住宅(国重要文化財)です。
珍しい丸みを帯びた起り屋根(むくりやね)の両端にあがる「うだつ」も起りの曲線を描いていてバランスが良く、とても美しいと感じました。是非、実物を見てみたいです。

うだつが上がらない -語源-

「うだつ」は防火壁の役割を目的としていましたが、江戸時代中期になって裕福な商家は富の象徴として「うだつ」に立派な装飾を施しました。そのような「うだつ」を造るには、相当の費用が掛かった為、裕福な家などでないと設けることができなかったことから「うだつが上がらない」という諺の語源となっているという一つの説があります。

参考書籍:タイトル-「日本の最も美しい街」
     著者  -美しい町研究会
     発行者 -澤井聖一
     発行所 -株式会社エクスナレッジ

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