地域型住宅グリーン化事業の概要

今回は、『 地域型住宅グリーン化事業』について簡単にご紹介します。

これは、

地域における木造住宅の生産体制の強化、環境負荷の低減等を図るため、地域の木材関連事業者、流通事業者、建築士事務所、中小工務店等が連携して取り組む省エネルギー性能や耐久性等に優れた木造住宅・建築物の整備を支援しております

※国土交通省HPより引用:http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000795.html

という目的の制度です。

ちなみに、この補助金は、地域材の利用や二世帯住宅にすると補助金額が加算されます。

目次

地域型住宅グリーン化事業

この補助金を利用する為には、依頼する企業が、この事業のグループに属している必要があります。利用したい場合は、依頼先に利用できるかどうかを予め確認しておくことをお勧めします。

『長寿命型』

【要件】

長期優良住宅の認定を受けていること。

【補助金額】

上限:110万円/戸
※依頼先(施工業者)の補助金活用実績によっては、100万円/戸の場合あり。

〇木造住宅への地域材利用
予算の範囲内で補助 金額を加算します(以下、「地域材加算」という。)。加算する補助金額は、上限 20 万円とします。

〇三世代同居への対応
補助対象の住宅が三世代同居対応住宅の要件を満たす場合は、予算の 範囲内で補助金額を加算します(以下、「三世代同居加算」という。)。加算する補助 金額は、上限 30 万円とします。

『高度省エネ型(認定低炭素住宅及び性能向上計画認定住宅)』

【要件】

  認定低炭素住宅であること
  性能向上計画認定住宅であること

【補助金額】

上限:110 万円/戸
※依頼先(施工業者)の補助金活用実績によっては、100万円/戸の場合あり。
〇木造住宅への地域材利用 長寿命型②と同様。
〇三世代同居への対応 長寿命型③と同様。

『高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅)』

【要件】

以下をすべて満たす住宅

  • 住宅の一次エネルギー消費量が 概ねゼロ
  • 再生可能エネルギーを除いた設計一次エネルギー消費量の基準一次エネルギ ー消費量からの削減率が 20%以上
  • ZEH の外皮強化基準値(外 皮平均熱貫流率)以下の性能

【補助金額】

上限:140 万円
※依頼先(施工業者)の補助金活用実績によっては、125万円/戸の場合あり。
〇木造住宅への地域材利用 長寿命型②と同様。
 ただし、改修の場合は、改修した部分の主要 構造部の過半に地域材を使用することを要件とします。

〇三世代同居への対応 長寿命型(2)③と同様。
 ただし、改修の場合は、新設した設備により 要件を満たした場合のみが対象となります。

※1 地域型住宅グリーン化事業(国土交通省):http://chiiki-grn.jp/home/application/tabid/157/index.php

まとめ

『長期優良住宅』『高度省エネ型』『ゼロ・エネルギー住宅』どの区分で補助金を取得しても、高い住宅性能の家になるので、過ごしやすい家が建てられます。
違いとしては、

  • 『長期優良住宅』:税制の優遇措置が多くある
  • 『高度省エネ型』:ZEHより、建物価格等が掛からない
  • 『ゼロ・エネルギー住宅』:光熱費などのランニングコストが他の二つより掛からない

などの面が挙げられます。
補助金の詳細については、記載したリンクからサイトに行けますので、気になる方は見てみて下さい。
どれが使えるのかは、申請時期もあるので、依頼先に聞いてみると良いと思います。

利用できる補助金はしっかりとチェックして、お得に作っていきましょう。
是非、検討してみてください。

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