こんにちは、島田直です。
今回は、二世帯住宅で、分けようか一緒に使おうかでよく悩まれるポイント「玄関」について、分離型と共用型のメリット・デメリットをお話しします。
目次
完全分離型
メリット:
1.玄関がスッキリ・気を遣わない
それぞれの玄関になるので、靴やモノの整理がつきやすく、お互いに気を遣う事がありません。また、掃除も「自分の玄関は自分で」という役割分担が明確になるので、お互いを気にせず生活が出来ます。
2.友達を呼びやすい
自分たちの玄関なので、呼ぶ側も来る側も気兼ねすることがありません。
3.郵便物が各世帯に来る
郵便物が各世帯に届くので、これもまた気を遣わなくて済みます。また、宅配BOXを各玄関に配置しておけば、留守中でもお互いの世帯に気を遣わずに済みます。
4.自分好みのテイストに
プラン面では、お互いに好みの玄関にすることが出来るので、親世帯は「和モダン」子世帯は「ナチュラル」になど家の顔となる玄関の表情を変えることが出来ます。
デメリット:
1.一階のスペースが取られてしまう
二世帯分の玄関を作る為、その分二階に比べ、一階のスペースが狭くなりがちです。敷地面積によっては、玄関が狭くなり、車いすなどが行き来しにくい玄関になってしまうなど、バリアフリー化を行いにくい玄関になる可能性があります。
2.玄関収納が少なくなる可能性も
上記同様、敷地面積によっては、収納が少ない玄関になる可能性があります。玄関先は、意外とモノが多くなりがちなので、収納に頭を使ったり、断捨離をこまめに行う必要があります。
3.一度も顔を合わせないこともある
家族の接点が減ってしまい、お互いの状態を知りにくく、挨拶どころか、一日に一度も顔を合わせない。なんてこともあります。
そうなると、お互いに頼み事やお誘いに、必要以上に気を遣ってしまい、二世帯住宅の良さ「助け合い」や「家族の繋がり」といったメリットが薄れてしまう可能性があります。
人によっては、メリットと感じる部分ではありますが。
一部共用型
メリット:
1.家族が顔を合わせやすい
朝などに顔を合わせやすく、お互いのことを気にかけやすくなります。声が掛けやすく、お互いに頼み事や季節ごとの行事のお誘いなどがしやすくなります。
また、子供が学校から帰ってきた時に、親世帯がいれば、行き来がしやすい為安心です。
このコミュニケーションが増えることが、共用型玄関の一番のメリットですね。
2.玄関が一つで済む
玄関が一つで済む為、その分一階にスペースを使えます。
玄関収納を大きく出来たり、玄関を広く取ることが出来る為、車いすでの移動を行い易く出来たりなど、バリアフリー化をしやすい玄関になります。
3.宅配便の受取が出来る
宅配ボックスがなくても宅配便を受け取りやすくなります。幅広い年代が通販を多用する現在、宅配便を受け取りやすいのは、お互いありがたいことです。
デメリット:
1.収納の問題
靴やモノの置き場や使い方など、世帯間でしっかりとルール化をしないと、いらぬストレスのもとになってしまいます。
2.掃除
掃除の担当や掃除の仕方なども収納同様、お互いが気持ちよく過ごす為のルール化をお勧めします。
3.友達を呼びにくい
呼ぶ側も気を遣いますが、来る側が思いのほか気を遣う為、敬遠されがちになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?どちらにもメリット・デメリットがあり、敷地や予算などの条件にも左右されますが、ご紹介したメリット・デメリットを見ながら、お互いを尊重しあえる形を見つけて頂くことが一番だと思います。
どちらが良いか悩まれている方は、ご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
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