建物探訪 ~山形市 「文翔館」 後編~

こんにちは安木です。
前編に引き続き、山形市の「文翔館」をご紹介します。

少しだけ前編のおさらいですが、山形市の中心部にあるこの文翔館。
大正5年に完成し、昭和50年まで県庁舎として使われていた建物で、1984年に国から重要文化財に指定されました。
そんな歴史ある文翔館ですが、現在では観光地としてはもちろんのこと、建物内の一部がギャラリーや会議室として貸し出されたり、屋外スペースでは、様々なイベントが開催され、中心市街地の活性化にも一役買っています。

私が訪れた時も正面の石張りの広場でイベントが開かれていて、多くの人で賑わっていました。

目次

文翔館のご紹介

敷地内に広がる立派な日本庭園。
庭園には、様々な樹木が植えられていて、街中にいることを忘れてしまいそうです。

建物東側より、静かな佇まい。

日没になるとライトアップされるそうです。日中とはまた違った雰囲気が見られますね。

回廊型となっている建物、長い廊下が続きます。
この廊下にたくさんの部屋が並び、ギャラリーなどとして使われています。

絵になる風景の中庭。

まるで日本とは思えないような素敵な景色ですね。当時の県庁職員の方は、この景色を毎日眺めていたのかなぁと羨ましくなりました。素敵ですね。

シンボルマークとも言える時計塔。札幌市時計台に次いで国内で二番目に古いそうです。

とても複雑な形をしていますが、全て職人さんによる手作業によるものだという事を知って、改めて、日本の職人さんの技に頭が下がりました。今では、市内の時計技師の方が点検や保守をされているそうですが、時代を超えて、職人から職人へ受け継がれているのだと感じました。

当時と同じスレート葺きの屋根が再現されています。

最後に(実はあの映画のロケ地でもあった文翔館)

前編後編と二回に分けてご紹介しました「建物探訪 ~文翔館~」如何でしたでしょうか?
随所に大正ロマンを感じさせる様式が散りばめられていて、当時の建物としては、とてもお金が掛けられているものだと感じました。

また、この文翔館は、映画「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」のロケ地としても使われました。
映画を観たことがある方は、ロケ地巡りをしても楽しめると思います。

山形に行ったら是非、「文翔館」。見てみてください。

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