廊下は必要?

コロナウィルスはまだまだ油断できない状態が続いていますね。

弊社でも、体温の計測や飛沫防止対策、事務所の消毒など引き続き対策を継続しています。これから更に暑くなる時期がはじまりますので、皆さんもコロナウィルスと熱中症には気をつけてお過ごしください。

さて、今回は『廊下』についてお話ししようと思います。

家を考える上で、意外と悩みに上がるのがこの廊下です。廊下にはちゃんと役割があり、ある場合とない場合とでメリット・デメリットが出てきます。

今回はそのメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。

目次

廊下があるメリット

廊下は各空間を区切ることで様々な役割を果たしています。

家の中の音は意外と聞こえます。

廊下がなく、各部屋が隣接するような間取りだと、夜のテレビの音や洗濯機の音などは扉を閉めていても聞こえてくるものです。

一方、寝室や子供部屋、脱衣所やトイレといった水回りとの間に廊下がある場合は、こういった音を軽減してくれます。

  1. 匂い

LDKに隣接して寝室やクローゼット等があると、焼き肉などをした時に匂いが入ってくる可能性があります。

廊下が間にあるとこういった匂いも軽減してくれますので、安心です。

  1. エアコン効率

廊下がない家はその分生活空間を広く出来ますが、その分エアコン等のグレードが上がったり、効きが鈍くなったりする可能性があります。

そうなると電気代等の光熱費が上がる可能性も出てきます。

  1. 演出

廊下は家を彩ることもあります。

廊下に好きな絵や植物を置いたりして空間を演出し、一種のアトリエとすることで、自分のこだわりを表現したり、お客様をもてなしたりすることができます。また庭などに面することで、外の空間を取り込み、家に広がりを生み出すこともできます。

 

廊下がないメリット

  1. 生活空間を広く出来る

廊下がない分、その他の空間に割り当てることが出来ます。

そうすることで、広々とした空間に出来たり、お部屋をすっきり見せやすくもなります。

  1. 動線が短くなる

廊下がないことで、動線が短くなったり、ドア等が少なくなるので、各部屋への移動が楽になります。その分、家事などが楽になり、日々の日常生活に少しずつ『手間』の差が出てきます。

  1. 家族の気配を感じやすい

各部屋が隣接する分、どこにいても家族を感じることが出来るようになります。

お子さんが大きくなるまでは、どこで何をやっているのか気になりますよね。特に小さな時は、リビングと寝室が隣接していると寝かしつけた後も安心ですし、寝付いたお子さんを寝室まで運び直す必要もありません。

  1. 歳をとっても過ごしやすい

歳を取り体が不自由になったとしても、上記した動線の短さ等により移動がしやすく過ごしやくなります。また、空間が完全に隔たれていないので、冬場でも部屋間の寒暖差が少なくなり、ヒートショック予防にもなり得ます。

廊下を配置する注意点

廊下を配置する上で、気をつけていただきたいポイントもお伝えします。

  1. 廊下幅

単純な話ではありますが、大きな家具や家電といった物を運び入れたりする時に、廊下幅が狭いと物を入れるのに四苦八苦します。全ての廊下を広く取る必要はありませんが、家具の入れ替えなどを行う廊下については気をつけておかなければなりません。

  1. 視界

玄関から伸びる廊下については視界についても気をつけたいところです。

例えば、玄関からトイレの扉が見えてしまっていたり、脱衣室が見えてしまっていたりすると、来客者と鉢合わせた時などに気まずい思いをすることもあります。

そうならないように、視界のワンクッションを入れたプランを考えてもらうことも大切です。

  1. 温度差

 冬場は廊下が寒くなりがちです。特に玄関に続く廊下は、外気が良く入るため、外気温に近い温度になる可能性もあります。

 その温度差を軽減させるためには、玄関と廊下の間に扉を設け、玄関から入る外気をそこでシャットアウトすることで、廊下と部屋の温度差を少なくすることも出来ます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

廊下の有無にはそれぞれメリット・デメリットがあり、そこで暮らす方のライフスタイルによって要不要も変わってきます。

今回ご紹介した内容を参考に、どのような暮らしがしたいのか、何が自分たちにとって大切なのかを考える一助になれれば幸いです。

ちなみに、私たちも「動線がシンプルになる(日常生活が楽になる)」「将来に渡って過ごしやすくなる(歳をとっても過ごしやすい)」といった理由から、廊下が少ないプランをご提案しています。もちろん、ご要望に添う方にではありますが。

こういった間取り等の件でお悩みがありましたら、お気軽にご相談下さい。

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