台風一過 ~風の体感~ と 耐風等級2の強さ

こんにちは。先崎です。

先日の台風は大丈夫でしたでしょうか?
私の住む町でも明け方にはすごい風が吹きました。

よくニュースでも風速〇〇mと耳にしますが、いまいちピンときませんよね?
何mでどのくらいの体感になるのでしょう?
今回の台風21号では、風速30m/sを超えていました。これってどれくらいの風なの?

少し調べてみたので、ご紹介します。

目次

風の強さ

風速0~0.4m/s:体感的には無風

風速3~5m/s :木の枝が揺れ始める 体感的には弱い風

風速10~15m/s:電線が音を出すくらいの風

風速20~30m/s :樹木が倒れる 建物の倒壊の恐れがある

風速33~49m/s :屋根瓦が飛ぶ

風速70~92m/s :壁が押し倒され家が倒壊

風速117~140m/s:建物が跡形もなく吹き飛ばされる

参考:予報用語 風(気象庁)

今回の台風21号では、風速30m/sを超えていましたので、屋外の活動は危険だったと分かります。

耐風等級2はどれくらいの風に耐えるの?

ちなみに、台風等級2(最高等級)の家はどれくらいの風の強さに耐えられるかというと、

耐風等級2
・極めて稀に(500年に一度程度)発生する暴風による力の1.2倍の力に対して倒壊や崩壊等しない
・稀に(50年に一度程度)発生する暴風による力の1.2倍の力に対して損傷しない

程度の性能を持っているのが、耐風等級2の家。
では、「極めて稀に(500年に一度程度)発生する暴風」と「稀に(50年に一度程度)発生する暴風」による力とは、どれ程のものかというと、

極めて稀に(500年に一度程度)発生する暴風による力
東京近郊の住宅地を想定した場合、高さ10mの位置で平均風速が約35m/s、瞬間最大風速が約50m/sの暴風に相当

稀に(50年に一度程度)発生する暴風による力
東京近郊の住宅地を想定した場合、高さ10mの位置で平均風速が約30m/s、瞬間最大風速が約45m/sの暴風に相当し、これは、伊勢湾台風時に名古屋気象台で記録された暴風に相当

(一般社団法人 住宅性能評価・表示協会HPより)

結構な強さの風に耐えられる家になるわけですね。強い家を求められる方は、依頼先に聞いてみると良いかもしれません。
弊社でもこういった性能を持たせる住宅の設計も行っていますので、気になられる方はお気軽にお問い合わせください。
簡単な目安として参考になればと思います。

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