部屋のカラーコーディネート 基本手法

こんにちは、君島です。

今回は、部屋の印象を決める要素の一つ。「」について、少しお話しします。

目次

ビジュアルテクニック

同じ部屋でも床・壁・天井にどのような色を使うかによって、その部屋の印象が変わります。天井高が3m以下の場合に部屋に立った時の視線の高さを基準にして、目線より低い位置に濃い色や強い色を使うと失敗は少ないです。逆に、目線より高い位置に濃い色などを使うのは、コーディネートが難しいです。

インテリアプランを進める上での基本ビジュアルテクニック

1.大小の見え方
 ・暖色系の強い色(赤・橙・黄):物を大きく見せる
 ・寒色系の強い色(赤・橙・黄):物を小さく見せる

2.広さの見え方
 ・明るい色で統一する:部屋を広く見せる
 ・壁・天井を濃い色で仕上げる:部屋を狭く見せる

3.広がりと安定
 ・床・天井で濃い色で仕上げる:横への広がりを感じる
 ・床・壁・天井の順に濃い色、中明度、明るい色で仕上げる:安定感のある落ち着いた空間にまとまる

4.感じ方
 ・天井に濃い色を使う:天井が低く感じられ、圧迫感がある
 ・床と同系色で大きな家具を仕上げる:部屋にまとまりが出て落ち着きを感じる

配色テクニック

配色で全体のバランステクニックの一つにセパレーションという方法があります。
例)
 ・壁と天井の色が曖昧な場合は、廻り縁の色で空間を引き締める効果を出せます。
 ・茶色系の強い色の外壁に白色のサッシ枠を入れると暗い壁の色が美しく見える効果を出せます。

まとめ

個々の色は、各人の生活環境や人生体験によって、さまざまな連想感に結び付く色彩心理が働く為、多くのテクニックを駆使してコーディネートしていく必要があり、時間や手間がかかります。
手始めに基調となる色を決めること。そして、その色でまとめる配色コーディネートにするか。逆に強調させるコーディネートとするかなどの方針を立てる。この様な判断をする際の物差し的な基本テクニックの一つとして参考にして頂ければ幸いです。

参考
「色彩が空気を変える」
著者:(株)アサヒペン消費者相談室
発行所:(株)はまの出版

「現代デザイン事典」
著者:下中直也
発行所:(株)平凡社

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